エドワードグリーンはおろか全ての英国シューズのマスターピースともいうべき買収前の旧工場で製作された旧工場製のエドワードグリーン。 本作はグリーンの創業当初から存在するといわれる名作中の名作のTROONをキャップトゥにしたモデルです。 当方ではモデル名がわかりませんが、どこかの別注品かもしれません。 ロットはいわゆる旧工場製のものでエルメスがジョンロブの為に買収したために新工場に移転する直前の1994年か1995年ころの最終期のハイビンテージの個体です。 製造年代が90年代中頃のものですので、インナーの表記は窓なしで直接手書きです。 この時代の素材は有名な話ですが、現行品に比べてキメの細やかさが数段上でもちっとした肌触りと艶が特徴です。 ちょっと磨くだけで深い艶が生まれ、エイジングがすすむと緑がかった奥の深い茶色に変化していくことで有名です。 ラストは説明不要、グリーンのマスターピース、永遠不滅の名ラストの旧202 革靴史上最も完成されていると言われる202 その情報は溢れんばかりにシューズ専門サイトに書かれていますのでここでは割愛させていただきます 程度の良い旧工場製のグリーンを久しぶりに手にしましたが、改めて良い靴だと実感しました やはりグリーンも含め、今日のドレスシューズは機械的な部分の製法こそ進歩しましたが、この手作り感と自然な風合いを強く残す極上のカーフ素材の質感はこのエドワードグリーンに遠く及ばないと思います タンナーは当時はよく採用されていましたが今では幻といわれ、ハイブランドでもプレタポルテではほぼ使えなくなっているほど非常に貴重になっている、あのカールフロイデンベルグだと思います。 最初に触った時からかなり良い素材と感じましたが、クリームで手入れをするとさらにその良さが際立ってきました コンディションは未使用の新品ですが、おそらく展示されていたもので手入れによるエイジングが進んでいます 【素材】極上カーフ 　旧グリーンですので非常にクォリティーの高い、幻ともいえるカーフ素材です 【カラー】 チェスナットのエイジングが進んだものだと思います 【サイズ】 表記：9　Ｆ 202 【実寸】 ソール最大長：30.5　最大幅：11　＊㎝ 　 【コンディション】　新品 【付属品】　無し（写真のシューツリーは付属しません